79回目の原爆の日を迎えました。

79年前の1945年8月6日午前8時15分、一つの爆弾で一つの街が破壊されました。

当イベントの主催者はそのような歴史をもつ街で生まれ育ちました。

そんな、当イベントの主催者が生まれ育った街の一つの節目として、原爆ドーム付近で原爆が落とされた8時15分に合わせて黙とうを捧げました。

広島市は、原爆が落とされてから約75年は人が住めないだろうと言われていた街だったそうです。

しかし79年経った現在、こうして当イベントの主催者含む、多くの方がこの街に住み、また多くの方が遠方から遊びに来てくださっています。

たった一つの爆弾で多くの悲劇を生んだ凄惨な歴史を持つ街ですが、見方を変えると、そんな凄惨な状況でも力強く生き、住めないといわれていた街を再建させ、今なお平和の象徴として親しまれている街に作り上げたこと、広島に生まれた私としては誇りに思うのと同時に、先人の方々には深く尊敬の念を抱きます。

当イベントの主催者は、そのような歴史を持つ広島に育てられたこともあり、地元広島に何かの形で貢献したいと思っていました。

しかし当イベントの主催者は一人の広島県民であるだけで、広島のために、そして平和のためにできることはそう多くありません。

1年に1回、被爆者の方々に想いを馳せ、平和を祈念するために黙祷を捧げる･･･それくらいしかできることはありません。

そんな中でも当イベントの主催者ができそうなこととして真っ先に思いついたのが「アリス・マーガトロイドのイベントを広島で行う」ことでした。

広島とアリス・マーガトロイドとの間に直接何か関係があるわけではありませんが、どちらも当イベントの主催者が「大好き」なものです。

「アリス・マーガトロイドが大好きな方々が広島を訪れ、広島の文化に触れて楽しんでもらいたい」その思い一つで当イベントを立ち上げました。

現在日本は、他国と比べても比べ物にならないくらいに治安が良く、平和で平穏な暮らしのできる国です。

私がいつも連れ添っているアリス・マーガトロイドのふもぬいちゃんを毎日愛でられるのも、アリス・マーガトロイドを追っかける一種のヲタ活ができるのも、戦争によって何もなくした先人の方々が辛抱強く生き、今の街を、国を再建させたからであると切に思います。

そして生きたくても生きられなかった、多くの犠牲の上に平和があるとも思っています。

そんな先人の方々に対し、毎日想いを馳せることはできなくても、1日は考え直す日があってもいいと思います。それが8月6日であり、長崎の9日であると思っています。

世界を見渡すとあちこちで戦争という名のケンカが絶えません。

そしてそのケンカに巻き込まれた国民の方々の多くが、非情な武器によって命を落とされています。

そのような現実の中で私たちができることは、そうした悲惨な形で命を落とす方がいなくなること、そのような世界が1日でも早く実現することを切に願うことにあると思います。

その機会をくれるのも、この8月6日であり、長崎の9日であると思っています。

この記事を読んでくださった皆様、ぜひ広島に遊びに来てやってください。

このような重たい歴史を持つ街ですが、そうは感じさせない、楽しい大きい街です。

うちのアリスさんも、皆様にお会いできること、楽しみにしています。

最後になりましたが、被爆者の方々、そのご遺族の方々、改めてご冥福をお祈りいたします。

被爆者の方々やそのご遺族の方々、広島に住んでいる地元の方々、広島に想いを馳せ黙祷をささげてくださった方々、同じ東方projectやアリス・マーガトロイドが大好きな仲間、この記事を最後まで読んでくださった方々、全世界すべての方の今後に幸あれ･･･